オブラディン号の帰還② ネタバレあり感想

こんにちは、今日もお疲れ様です。エトです。
今回は章ごとの感想をさくっと、そして一部の登場人物に思うこと。
最初から一部人物たちの安否のネタバレに繋がっているので注意。

目次

崩れた積荷

出航前にすでに2人が最悪の事態になってるって幸先悪すぎませんかね?


認識もされなかったもう1人は気の毒だけど、日数を考えると見つからず陸地にたどり着くのは難しそう。
この運のなさなら結末が早まっただけなのかも。

死に至る病

甲板員の扱いとしてはいい方なんだろうか普通なのか。
でも万が一移る方だったら問答無用で海行き、とかありえそうな海上の厳しさ。
実際弔いとか移動、の文面はそういうことだろうし。


宴のスケッチに登場しているのであのときは悪化前? それとも画家の想像がちょっと入ってる?
あと巨大な牛は宴用じゃなかったんだーと。
もしかしたらもう一頭いたのかも。頭蓋骨が残ってないから違和感はあるけど。

殺人

二等航海士お前さあ。


とすべてが終わってからも思う発端。
この人の行動すべてが船の運命を確定したと言ってもいいので、なんとも罪深い人物。
濡れ衣を着せられたフォルモサのお付きの人は抵抗しなかったのか?
そうも考えたものの二等航海士が、

「刺している現場を目撃、止めるために殴った」

とでも言えばどんな証言も一蹴されるだろうな……と頭を抱えるしかない。
船長はどうしたって異邦人より自分の船の航海士を信じるだろうし。


まあその夜にその二等航海士、そこそこの人数つれて脱走するんですがね……。


結構な騒ぎだろうけど全然人が集まってないところ見ると、見張り撃退、即脱出と相当に手際が良かった模様。
確かに優秀なのかもしれない。脱走という行為に信じて乗る船員がいるし。

出現

当たり前だけど食料まで持って行ったんかい。
それしかもうないとはいえ、本当によく船に戻れたと思う。


合間合間に不明者が出てるので、ものの数分の出来事だと予想。
夜で暗闇、相手の土俵、奇襲と助かるはずがない。
はずがなかったのに。
フォルモサのお付きの人からすれば最善の行動が船には最悪だったという。

しかし魔物が現れた条件がよくわからない。
海上というならオブラディン号にある時点で魔物が来てもおかしくなさそうだけど、どうやらそっちでは魔物を心配する必要はなさそう。
持ち出された時点でなにかしらの封印が解けた?
とにかく入れ物には魔物から隠すような仕掛けはなかったっぽい。

呪われた獲物

二等航海士の運の良さの結果があんまりじゃないですか……?
脱走組が全滅していれば船長、航海士たちは頭が痛いかもだけど、ここからの災厄はなかったんだろうと思うとやりきれない。
題名にたがわず持ち込んでたぶん数十分くらいで4人とか。

プレイヤー視点ではここで司廚手の言葉どおり『怪物』を海に帰していれば。

と思うけど主犯確保が手遅れ。
説明するために証拠品が必要だから、船長の判断も悪くないと理解できてしまうのがまた……。
別に悪手でもないのに、相手が想像の範囲外の生き物すぎた不幸。

海の兵たち

化け物との激戦の章だけど最初のページの檣楼員が不運すぎる。
感電ってそんなことある??
特定する際の死因が多種多様だけど実際そこまでない本作で「え、これ!?」なレアケース。
さすがに確定したときは「あってるんだ……」と少々困惑。

にしてもどうしようもない状況とはいえ海上の船内で、
「こんな化け物は燃やすしかない!」
と判断するしかないのが怖すぎる。
実際巻き込まれて、だろう士官候補もいるし。
流れ弾の人が1人なのは運がいいのか悪いのか。

ただ流れ弾の人は現在の状態からすると、最後まで気づかれなかったらしく不憫。
誰にも見つからないから移動もされなかったんだろうし。

破滅

ここから怪物のせいと仲間割れ。
けど半分怪物が直接手を下してるわけじゃないという。
この時点ではボートで脱出をはかっても無駄だったというのもむなしい。
まだ怪物のいる海に出ればそうなるしかなかったのか。

しかし時系列的にはチュートリアルである船長の奥さんの場面で度肝を抜かれたエト。
すでに不思議アイテムが出てるものの、まさかここまでファンタジーなモンスターがいるとは。

「これ損害報告書に書いていいの……?」

結果的に書いていいし承認されるんですけどね。
どうなってるんだこの会社。

脱出

章が前後しますがどうしても例の章は最後にしたいので。
そして甲板長以外、仲間割れでバタバタと倒れていく地獄の始まり。
無惨としか言いようがない。
そりゃもう怪物はいないと言われても信じられるわけもなく。
二等航海士の時点で判明しているものの、どれだけ魔物たちは価値あるものに見えるのか。

個人的には士官候補生と四等航海士が気の毒。
大声を出さずに上に向かえば、と思ってもあの場合はああするしかなかったのか。
航海士は前後がわからなければあの状況ではああなって自然かもだけど、プレイヤー視点からすればもうちょっと遅いか早いかすれば助かったんじゃないかと思ってしまうので。

どちらもこのあとの章でやっぱりどうにもならなかったかもしれないけど。

終幕

おしまい。プレイヤーからすればはじまりの章。
実はエトはこういう「結末」から始まるお話、かなり好きです。
「ここに至るまでにいったい何が?」と開始早々強烈に引きこまれました。

それはそれとして。
一連の出来事を見てから思うのは「船長強いな」なんですが。
武器を持った海の男たちを全員返り打ちはさすがに強いというかやばい
やっぱり腕っぷしが強くないとそういう人たちの上には立てないのか。
自暴自棄の力もあるのかもしれないけど。

もはや帰ったところで地位は消えるし、奥さんももういない。
前の章でどうしてこんなことに、と頭を抱えていた姿を思うと椅子に座った姿が悲しかった。

取引

最後の最後に出てくる解決の場面。

なんだけど医者先生、あんたさあ。

すべての顛末が知りたい、と時計を送ってきてる時点であれだけど。
この人が最初からメメントモーテムを持ってるとすると、二等航海士の例の蛮行、犯人わかったはずなんですよね……。
病気ではなく明らかに事件性のある状況と現場。
こんな「探求心」がある人がやってないとは思えない。

まあ仮に使用していても言えない理由も、相手が二等航海士となれば疑いをかけた方が不利にもなるのもわかるんですが。
この場面になるまでの三等航海士があまりに善性に見えてしまいどうしても、この人…とエトはなってました。

余談:調査報告書とエピローグ

これ承認されるの!?

おそろしい怪物に、とか書いてあるのがまるっと信用されるこの世界、闇が深すぎる。
一般人は知らないけど王族とか、主人公の会社も魔術や魔物の存在を認知してるっぽい。
なにせ調査終了後に主人公がメメントモーテムの所持を許されてるし。
どうなってるんだこの会社。

すべてが終わって淡々と本棚に本をしまう主人公も同じですが。
こんなことがよくあるのかどうなのか。
どうなってるんだこの会社。

終わりに

達成感が半端ないストーリーでした。
楽しい、と言うには内容が重いですが、夢中で推理していた時間はまちがいなくそうでした。

「これはこうじゃないか」
「ここにいるのは誰々だろう」
「あなたこんなとこでこうなってたの!?」

場面を行ったり来たりするのはちょっと大変かもしれませんが、一度見た場面でも見回してみると思いがけない結末があったりすることも。

最後まで謎は残りますが。特に魔物や貝殻のあたり。
はっきりと「これはこうです」と言ってくれるところはほぼないです。
その代わり色んな方の考察がはかどっていますので、そのあたりも二度楽しく。
もちろん謎を残したまま、主人公のように「そこは仕事に関係ない」とおしまいにしても良し。
良いゲームでした。

次回はどうなってるのこれ、と悩んだ一部の人物たちの特定について少々ミニ攻略ができたら。
ではでは。

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