今日もお疲れ様です、エトです。
今回は最新刊は41巻、週刊少年チャンピオンで連載中のコメディマンガ。
流され勘違いされ状況に振り回されまくりだけどなんか万事上手く進む。
魔界の学校に通う人間の男の子のお話。
「魔入りました!入間くん」の1巻の感想になります。
ここでいま5巻まで読めます。
導入を一言で言うと主人公、鈴木入間くんが、
「お金のために悪魔に売られたら悪魔から『孫になって!』って言われちゃった」

独り身おじいちゃん悪魔は孫がほしい
このあたり契約結婚系の女主人公でありそうだけど、エトはまだ見たことないので新鮮でした。
ただこの主人公だと「流されすぎ、いい子ちゃん過ぎる」
って言われるのかなーと。エトはそういう女の子も好きなのでちょっと残念。
もともと実の両親がわりとどころではなく、本当にどうしようもない人たち。
(悪魔に売った息子に電話越しで「見守ってる」と言いつつその金でドンペリ入れてるくらい)
そんな家庭に振り回され続けて反発するのでなくて、受け入れる方向に育った入間くん。
自分でも相当な「お人好し」だと思うものの、変われないし両親もどうしようもないまま。
そんなこんなで悪魔に売られる日がやってきたものの。
この老人悪魔、なんか違う。
20ページ以内で入間くんの今後がすべて決まり、
人間とバレたら食われる
魔界生活が速攻ではじまりはじまり。
魔界の学校とメインの人たち


魔界暮らしをすることが決定したあとは怒涛の入学式なんですが。
欲を言えばハリーポッターみたいに、学校に行く前の準備描写があればなーと。
杖やフクロウ、手元にどんどん魔法世界がやってくる、みたいなの大好きだったんですが。



でもそれやると1話で入学までいきそうにないからあれでよかったのかも
鈴木入間
両親が陽のダメ人間すぎて、正直なんで不良になってないのかわからない。
そもそも怒るって感情が1巻ではあるのかどうかすらわからない。
そのあたりはある意味人間っぽくないかも。
右往左往してるうちにどんどん「なんかすごいやつ」扱いになっていく勘違いされ主人公。
人間=食料なので目立ちたくない!
と心底思ってるし、こっそり動いてとか一切してないのにとにかく流されるまま有名人に。
普通に気の毒。
ただ1巻ラストで出てくる予言の次代魔王の姿わりとそのままなのでもしや……?
人間特有の特殊能力なのか、入間くん固有のものかわからない能力もあるので。
アスモデウス
顔がいい、背が高い、家系がいい、本人も強い。
だけど入間くんがうっかり叩きのめしてしまったがために配下のちに友達に。
入間くんの魔界の友達一人目。
(というか人生初の友達かもしれない。不憫)
負けたから配下に! とすぐにできるあたり素直にすごいと思う。
でも持ち上げられまくる入間くんからすれば「やめてえええええ!」な言動の嵐。
認めた相手以外に対する態度が普通なんだろうけど、入間くんには大きな犬っぽさが。
とにかく「入間第一」なところが可愛いイケメン。
クララ
言動が幼い、不思議な子。
家系の特技で見たものはなんでも出せる能力もち。
入間くんの友達二人目。おそらくヒロイン。
とにかく登場時点で「おバカキャラ?」だけどすぐに印象が反転。
本人も自分をバカって言うけど、実際そんなことなく。
小さい子の勢いそのままで純粋なだけ。
それにつけこんでた同級生への決別はスカッと見事。
破天荒なのにどんどん可愛く見えてくるので入間くんともっと一緒にいてほしい。
カルエゴ
入間くんのクラスの担任。
「粛に」が口癖の厳しくて厳しくてとにかく厳しい先生。
なんだけど入間くんと並べるくらいブンブン振り回されてる苦労人。
おそらく最初の伝統行事で担当になってしまったのが運の尽き。
有名だし実際すごい悪魔なはずなのに全然見えないという。
入間くんにされたもふもふ形態が可愛いのが本人は屈辱の極みというのが気の毒。とてもおもしろい。
サリバン
人間の入間くんを孫にしたおじいちゃん悪魔。
学校の理事長でもある高位の悪魔。
入間くんの前では「限度がない孫バカおじいちゃん」
(ただし孫の話はあんまり聞いてくれない)
この舞い上がりっぷりが演技なのか本心なのかわからないのがこの話の肝でもあるような。
魔界では「友達という言葉自体がない」んですが、サリバン普通のことのように出してるんですよね。
なんか大なり小なり裏がある模様。
まあ普段はやりすぎなくらいの孫バカなのですが。
1巻感想まとめ
総評
1巻目は状況に流され続けていくうちに有名人に!? やめてください!
という一話ごとに新キャラ登場完結で進んでいくのでテンポ良し。
アニメ化もしてるのでそっちもおすすめです。
ただ重度のお人好しいい子主人公なので、そこは人を選んじゃうのかなあと。
エトはそんな主人公が好きなので「がんばれ!」ってなるんですが。
入間くんの場合は実の両親が本当に数ページと回想のだけの登場で、
「この親……」
ってなるので余計に。



息子を売っぱらってるときですら明るいのがまたダメさを際立たせてる
そんな不憫だけどそこから始まる快進撃な魔界生活。
2月20日まで5巻まで読めますのでぜひ。
ではでは良い時間を。
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