今日もお疲れ様です、エトです。
冬休みや年末年始のおやすみがやってくる。
ということでそんなとき、おともになるようなマンガを10冊(+試し読みおすすめ1冊)
色々集めてみました。
今回は「Renta!」で無料、登録なしで読めるものばかり
ほかにも1巻以上読める作品があるのでぜひどうぞ。
デキる猫は今日も憂鬱(3巻まで)
生活力の低いOLと二足歩行する家事万能な巨大な黒猫(諭吉)が同居している話。
仕事で疲れ果てたら家でおいしい料理を作って待っていてくれるなんて幸せ。
しかもフカフカなんて言うことなし。なんならお弁当も作ってくれてる。
とても、とてつもなくうらやましい。
ちょっと目つきが悪い巨大黒猫がエプロンしてるのが良い。
水は苦手だからお風呂シーンは完全防備してるのもとても良い。
プレミアムフライデーだからとごちそう作ってるとかも可愛い
なお主人公の会社はそんなものなかったという
仕事はできるけど私生活はだらしない主人公に厳しめな黒猫。
でも愛情があるからこそ、というのがダダ洩れなので「健気だなあ」とほんわか。
ちなみに虫退治も潰すと悲鳴を上げられるのでスプレーを使ってくれます。
しっかりした、さすが猫
…………そうだね
とんがり帽子のキッチン(1巻まで)
「とんがり帽子のアトリエ」のスピンオフ作品。
ファンタジー世界で魔法使いの料理をのぞいてみるお話。
不思議な食材が出たかと思えば、あれ、これバナナだ、みたいにそっくりなものが出てきたりも。
本編を知らなくてもまったく問題なしで、こっちから読むと本編のところどころの不穏さにびっくりするかも。
それくらい男先生2人、弟子の女の子たち4人の平和でおいしい日々が続いてます。
魔法を使った干し果物づくりが楽しそうでおいしそう
先生2人も幼なじみで仲が良くて労わりあってるのも花丸
ちなみにこちらの本編も今なら1巻が無料で読めちゃいます。
フェルマーの料理(1巻まで)
数学×料理で至高の逸品を作り上げろ!
なんだそれ!?
となりますが、実際読んでも「なんだそれ……」となる完全理系主人公の料理です。
奇抜な材料も特別な食材もない。
ただ目のつけどころが「そんなところ考える?」
発想が「なんでこの組み合わせで出てくる?」
結果、食べた人がこぼす「食べ足りない」
こんなこと毎回言われたい……そう思っても自分には出ない発想を出す主人公から、目が離せなくなります。
しかし主人公を料理の道に誘う表紙左の彼が悪役にしか見えない
悪魔が「お前の知らない世界を見せてやろう」って言ってるのに近い
図書館の大魔術師(2巻まで)
村で迫害されている混血の「耳長」の少年。
本が大好きなのに貧民街に住んでることもあり、図書館に入ることすらできない。
そんな日々に本の都から司書(カフカ)がやってきて。
魔術も異種族も出てくるファンタジー世界で司書を目指す少年の物語。
序盤は毎日がんばってるのに周囲の評価は最悪。
しかもそれは主人公自身のせいではないという理不尽。
それでもくじけない主人公を応援しているとやってくる「カフカ」
緊迫の魔術書修復の場面の先に、きれいで力強い旅立ちが待ってます。
でも図書館の管理者が一喝されてるシーンも大好き
それまでがそれまでだから本当にスッキリするよね
メダリスト(3巻まで)
夢が叶わなかった青年コーチと母親に努力を認めてもらえない少女。
2人が出会ってフィギュアスケートのトップを目指すお話。
次にくるマンガ大賞2022第1位受賞、1月からアニメが放送開始。
リンクに立つまではどうしても周囲からの声は厳しいものばかり。
特に母親からの否定が何一つ少女を信じてないとわかるのでつらい。
母親にも理由はあるんだけど……
でもそこを抜けると熱い。
とにかく滑りたい! リンクに立ちたい!
願い続けたことが叶った少女は凄まじい勢いで成長していきます。
……その成長もどうでもいい、と言えてしまう天才がいても止まりません。
とにかく熱いスポーツものが読みたいなら!
永年雇用は可能でしょうか(1巻まで)
普通にメイドとして働いていた主人公。
しかし雇い主である屋敷の主人に気に入られ奥方から疎まれ無職に。
理不尽な解雇理由に困り果てながら探した再就職先は「魔法使いの家」で。
小説家になろうで人気の作品、という説明に「へー」くらいに読み始めたんですが。
主人公の仕事に対する向き合い方が素敵だし、仕事のできるメイドさんで一気に好感度が上がりました。
男性もきちんとやってほしくないことを前もって伝え、主人公を突き放してるわけでもありません。
雇い主としての責任をちゃんともってます。
ただ言葉がものすごく、めちゃくちゃに足りない
最初の距離感を掴むのが難しい人だよねえ
おせっかいは不要な雇い主と、主人のためになるように働くメイドさん。
じわじわゆっくり距離が縮まっていくのがたまりません。
ハムスターの研究レポート(1巻まで)
作者がハムスターをじっっっくり観察した結果の可愛さと不思議さとおもしろさ。
ほお袋にたっぷりごはんを詰めこめば、なんだかよくわからない生き物に。
ハムスターなので無表情、だいたい食べてるか寝てる。
でも可愛い。
ただモルモットとハムスターを間違えるのはないんじゃ?
さすがにあれはネタだと思う
それと飼育書でないので与える食べ物は参考にしないほうがいいと思う
昔のマンガだしそのあたり緩いんだよね……
作中にファミコンが出てくるくらい古いので、おおらかな気持ちで読むくらいがちょうどいいかと。
鬼灯の冷徹(3巻まで)
閻魔大王の横には冷徹な鬼神がいる。
地獄は落ちた人間には厳しいけれど。
普通に暮らす分にはそうでもない、かも?
地獄の獄卒、神様もおとぎ話の人物も動物もごちゃ混ぜな地獄生活。
獄卒=公務員。つまり鬼神は優秀な公務員の名称だったり。
特殊能力とかは?
まあ鬼神の人たちは物理が普通に強い
桃太郎に説教したり新人に愛の鞭(金棒)を一振りしたり。
ベルゼブブと外交したりしてる閻魔大王の右腕の冷徹さとツッコミが冴え渡ってます。
アニメ化もされてるので気になったらそちらもどうぞ。
(かちかち山のウサギさん、芥子ちゃんがエトは大好きです)
出禁のモグラ(2巻まで)
救急車も警察も困る! 見て見ぬふりをしてくれ! 頼む!
――と、言われてもできなかった親切な大学生たちが心霊現象に関わってしまうお話。
鬼灯の冷徹の作者さんが続きますが、地獄を描いたあと現世でのことを描いてます。
出禁の状況は八方塞がり、袋小路、じわじわ苦しめられる罰。
のはずですが、ギャグとツッコミで7割がた話が進んでいくので、雰囲気は明るいです。
現実の世知辛さも透けて見えるけどね
100均の店長の中間管理職のあれこれがすごいリアル
ただし暗いエピソードはしっかり暗いです。
生死に関わってるのと、それが現在生きてるキャラクターに影響を及ぼしているので。
すでに亡者、獄卒の生活がメインの前作とはそこが大きな違いになってます。
どうにもない現世の事情にさらに心霊現象が首を突っ込んでくる。
それでもなぜかおもしろおかしく進んでいくのが一番の不思議かもしれません。
宝石の国(3巻まで)
宝石たちが暮らす遠い未来。
お互いを兄弟として、それを見守る先生と一緒に仲良く暮らしていました。
けれどそれは月から彼らを攫いにくる「月人」という存在のせいで脅かされていて。
好きなキャラを見つけたらきっと苦しい思いをするマンガ。
もしくは主人公に本当に人がついてこなかったらどうなるか、が見れるマンガ。
連載中に追いかけていた人たちが口をそろえて後半を、
「地獄」
と評した成長と変容の物語。
前半の世界と後半の世界は別物。
なんなら主人公の見た目も別物になります。
ただコミックスで一度に読むと地獄感は薄れる
地獄感とは
おまけ 百姓貴族(試し読みのみ)
鋼の錬金術師、銀の匙の著者、荒川弘先生のご実家の話。
つまり実録、現実の話なんですが、とにかく試し読みだけでいいので読んでほしい一作。
げん、じつ……?
こんなマンガ的な日常があるんだろうか。さすがにネタであるはず。
いやあってほしい。
玄関を開けたら袋いっぱいに〆られた鶏が入ってるとかそんなおすそ分けはちょっと。
あと先生のお父さんの重傷率が怖い
ケガまでいってない事故率もすごいんだよね……
そのとんでもなさ(とおもしろさ)からアニメ化もされてるという実録コミック。
少ない試し読みだけでも「絶対にネタ」と言いたい話が並んでますので、よければ読んでみてください。
おしまい
ごはんもの、不思議な日常、動物が可愛い、熱い師弟のスポーツもの。
見事にバラバラですが、どれもほっこり、ドキドキできる作品なので時間があるときに見てもらえると嬉しいです。
まだまだおもしろい作品がたくさんあるので②も近いうちに。
ではでは良い時間を。
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